2017年10月1日放送のNHKスペシャル『人体「腎臓が寿命を決める」』をみました。これまで、近代医学や生理学では人体の司令塔は脳や心臓だと考えられていました。ところが、最近の研究で、腎臓が人体のネットワ-クの要であることがわかってきたという内容でした。腎臓が他の臓器からの様々の情報をつかみ、メッセ-ジ物質を出すことによって、赤血球の増殖を促進したり、血圧をコントロ-ルしたり、カリウムやリンの量を調節しているというものです。動物はリンが少ないほど長生きするそうです。
実は、東洋医学では、「腎」という臓器は身体の中で最も大切な臓器の一つと位置付け、広く生殖や成長・発育、ホルモンの分泌、免疫系などの機能を併せ持つ”生命の源“と考えられています。腎の主な働きは、生命を維持するエネルギー源「精」(成長・生殖機能)を蓄え、体内の水分をコントロール(排尿機能)すること。その他、酸素を体内に深く吸い込む納気機能、骨や歯、脳、髪などの生育、耳や尿道、肛門の機能維持、といった働きもあるといわれています。
近代医学の最新の研究結果とよく似ていませんか(^-^)

ノーベル賞学者山中伸弥の解説によるNHKスペシャル「腎臓が寿命を決める」をみて、鍼灸の効果をより強く確信しています。偉大なる我が腎臓(^_-)-☆
番組中の腎臓の糸球体等の3D画像技術の進歩にも感心しました。現役の生物の先生には、授業で役立ててほしいものです。